2021年06月05日
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2021年05月18日
勝者の脳回路と敗者の脳回路
理化学研究所の岡本仁さんの講演を聞きました。
面白かったので、備忘録のために書きます。
ゼブラフィッシュという魚を用いた、 脳の神経伝達に関する研究について。
魚類は哺乳類と同じ脊椎動物で、脳の基本構造や機能に相同性がみられるから、飼育の簡単なゼブラフィッシュは実験動物として利用されているらしい。
同じサイズのゼブラフィッシュ同士を戦わせ、勝った魚と、負けた魚で活性化する脳回路が違うとのこと。
いわば、勝者の脳回路と敗者の脳回路ですね。
面白いことに、Hungry (空腹) だと勝者の脳回路が活性化しやすいという結果が出たそうです。 何気なく「ハングリー精神」という言葉を使っていたけど、本当にハングリーのときは強いんですね。
ただ、実験で利用されてゼブラフィッシュは6日間ほど絶食だったようで、ヒトでどれくらいお腹が空いた状態が同じとみなせるかはわからないとのこと..
また、敗者の脳回路を刺激したマウスは、たとえ自分の体が相手より大きくても、 衝突することを諦めるということも聞きました。
あまり、 ヒト同士は2人になってもナワバリ争いだとか、パートナーを得るためだとかで、 戦いだす環境ってないので、
「勝者・敗者」の状態って想像しにくいですが、 「敗者」とは「諦めやすい」と言い換えることができそうとのこと。
「本研究では、社会的上下関係を巡る闘争における粘り強さ (諦めにくさ)を制御する脳内神経回路の特性が、 空腹という動物の内的状態により変化する仕組みを分子レベルで明らかにしました。」 (記事引用)
https://www.riken.jp/press/2020/20200624_1/index.html
https://www.youtube.com/watch?v=FurG6gS49bg
他にもハタネズミの単婚・乱婚の習性には、とある反復配列の有無が関与してある可能性がある話も聞きました。
遺伝子レベルで浮気性と一途って決まってるのは面白いです。
ヒトはどうなんだろう…?
できることなら、パートナーは一途なヒトがいいですね。笑
今回の講演は面白く、余韻がすごく残ってます。飛び火した色々な話題も面白いから調べようと思ってます。
やっぱり、生物って面白いなと思いました。
アカデミックな知識も、たくさん触れ合いたいなと、久しぶりに知的好奇心が動いたのでした。
アウトプットの練習も頑張ります。